家賃滞納したら立て替えてもらえる
賃貸契約をしたいのに保証人になってくれるような人がいないというのであれば、家賃保証の制度を利用するのがおすすめです。家賃保証とは借主の連帯保証人を代行するサービスのことで、万が一、借主が家賃を払えなくなってしまった場合は借主に代わって家賃を家主に支払う仕組みになっています。ただしこの支払いはあくまでも立て替えなので、後日、保証会社から請求がきます。このシステムを利用するには、一定の審査に通過する必要があります。審査が通過して保証料を支払えば契約が成立することになります。家賃保証会社の審査ではどのようなことを行っているかというと、基本的に年収や勤続年数を確認することが多いです。この審査で支払い能力があるとわかれば、利用することができます。
契約するには審査が必要
借主が家賃保証制度を利用したいと考えているのであれば家賃保証会社と契約を結ぶことになりますが、賃貸住宅を仲介している不動産会社が代理店を行っていることが多いので、賃貸契約と一緒に契約を結ぶことができます。審査で必要な本人確認書類や収入証明書などを事前に提出しておけば、賃貸契約をしている間に審査が終了することもあります。審査が通ったら保証料を支払い契約書にサインをすれば手続き完了です。信販会社系の保証会社だとクレジットカードを作らなければならない条件が出てくることもあります。
賃貸契約がスムーズになる
家賃保証会社を借主が利用した場合、どのような効果を発揮するかというと、連帯保証人がいなくても賃貸契約が行えることです。高齢者や外国人滞在者などの連帯保証人を立てるのが難しい場合でも、家賃保証を活用することができます。他にも家賃保証を活用することによって、賃貸契約を円滑に行えるようになるというメリットもあります。アルバイトや水商売の方だと、賃貸契約を結ぶのが難しい場合が多いのではないでしょうか。そのような時にも家賃保証を利用することによって、物件が借りやすくなるという効果があります。
初期費用を抑えることができる
家賃保証を活用すると初期費用を抑えられるという効果もあります。なぜ初期費用が抑えられるのかというと、家賃保証会社は退去時の原状回復費用を保証するからです。したがって原状回復にかかる分の敷金を預かる必要がなくなるので、敷金を減らすことができます。もし自分で家賃保証会社を選べるのであれば、どのようなプランになっているかしっかり確認してから選ぶようにしましょう。契約時にかかる初回保証料や更新保証料がそれぞれ異なるからです。他にもその会社が信頼できるかどうかを確認することも大切です。創業してどれくらい経った会社なのか、資本金はどれくらいあるのかなどをよく調べることがポイントになります。